何物でもない、全ての若者たちへ!

【作品概要】

 

物語は主に、幼少より文武両道に加えて両手に花だった不世出の天才「古賀康男」が、それでも一介のサラリーマンから始めて役員にまでのし上がり、やがて起業するまでを描く昭和の物語と、勉強もスポーツも出来ず好きな女の子にも振り向いてもらえなかったような主人公「クウカイ・シュン」がそれでも自分の足で立ち上がろうと奮闘する平成の物語とが同時に進行して行く青春小説。

 

シュンの夢はずっと「ビッグになる事」だったが、現実はフリーター、実家暮らし、先の見えない毎日が続いた。シュンはそんなある日、伝説の営業マン・古賀と出会い、学びを得る。一先ず夢を自分の心にしまいこみ、まずは「自分の足で立ち上がる」と覚悟を決め就職活動を開始する。一日休めば収入が減るという現実の中で難航する就職活動と、カフェで出会った女神を振り向かせる為、シュンの戦いが始まる。

 

そうだ!僕にも光が差すはずだ!差しているはずなんだ!日の当たらない奴なんかこの世にいるもんか!(本文より)